2024年5月16日
能登半島の珠洲市に移住した小学校時代の同級生が海岸の清掃やキャンプ場の整備のボランティアを募集していたので、友人とお互いの息子を連れてGWに石川県珠洲市の木ノ浦海岸に行ってきました。
時間が合えば飛行機で能登空港まで行きたかったのですが、今回は新幹線で富山まで行って珠洲市まではレンタカーで移動しました。
ところどころ道が崩落して片側通行になっていたり、道中はまだまだ震災の爪痕が残っていましたが幹線道路はなんとか復旧していました。
宿泊先は木ノ浦野営場というキャンプ場で、20人くらいがテントで寝泊まりして共同生活をしました。
夜は満天の星空の下、梟の鳴き声をBGMに火を囲みながらウィスキーを片手に旧友と語り合いました。
自然豊かで心落ち着く素晴らしい環境でした。
木ノ浦海岸には毎年韓国や九州からのゴミが流れ着くようで、例年は市役所の職員が海岸の清掃をするそうです。
しかし、震災後の問題が山積していて今年はそれどころではないようです。
漁業用の網や巨大なブイ、重油の入ったポリ容器、靴、大量のペットボトルなどなど色々なものが漂着していました。
息子には自分や自分の家族以外の人ために働く経験をして欲しかったので、大変良い機会をいただきました。
今回の旅で出会った地元の人々は前向きに力強く活動されている方々ばかりでしたが、無理に前向きになろうと努力しすぎたり、現実を受け入れられずに停止してしまう方々もおられるでしょうから長期的なメンタルヘルスケアが大切になるかと思いました。
また、そのような人達と出会ったときに我々にできることは共感や同情をするのではなく、被災した方々が被災前の日常を感じられるように普通に接することなのかもしれないと思いました。
また、能登を訪れたいと思います。
■ 木ノ浦野営場(木ノ浦健民休暇村):今回の滞在先
https://www.city.suzu.lg.jp/site/kankou/1827.html
■ 能登乃國百年之計:能登を愛する人々の熱い想いが詰まっています
https://www.notonokuni.jp/
■ 一般社団法人能登乃國百年之計:小学校時代の友人、岩城慶太郎(アステナホールディングス取締役)が建ち上げた能登の復興を目指した団体です
https://notonokuni.or.jp/